はり・鍼灸・マッサージ・整体・整骨・吸玉療法・在宅医療ケア [埼玉県 鶴ヶ島市 坂戸市 川越市]

※健康医学社「吸玉療法世界大会」講演内容
患者R・Wさん(現在71歳)
 初診日:平成16年12月18日(身長149cm、体重60kg)
 
脳梗塞発症時(平成14年7月21日)
 トイレに行き水を流す為に体をひねった瞬間に、突然左足に力が入らなくなり壁へ倒れてしまい、もう自分では体を起こすことは出来なかった。救急車で病院に運ばれた時には左半身は感覚が全く分からず動かすことも出来なかった。診断の結果は視床下部の脳梗塞だった。
※当時高脂血症の薬(三ヶ月前から自分の判断で中断)と降圧剤を服用。総コレステロール値300r/dl
 
発症後の経過
 歩くことも起き上がることさえも出来ず、医師からは治る見込みはないと言われた。自己流のリハビリ(手足を揉んだり、ストレッチをしたり、壁伝いに歩いたり)を家族と共に根気よく続けた。左半身の感覚の異常、麻痺、特に指を自由に動かすことが出来なかった
 
初来院(平成16年12月18日)
 初診時のR・Wさんの症状は左半身の痺れが主訴であり、既往歴は脳梗塞の他に十二指腸潰瘍、またその他の症状としては肩の痛み、右膝の痛みを訴えていた。表情はあまりなく声も小さくこれまでのリハビリの疲れや精神的疲労もうかがえた。
 施療方針は痺れ・痛み・コリを改善するための鍼治療、またリラックス効果も考えられるマッサージを行い、なにより血液循環改善のため吸玉療法をメインに3つの施療方法を組み合わせた。
 すべての施療に関しては、説明を充分行い施療を始めた。ここでは吸玉療法について述べる。まずは写真1の施療点を6分、その後写真2の施療点で6分の組み合わせ方法をとった。また次回の時は、写真3の施療点を6分、その後写真4の施療点を6分という組み合わせ方法の二通りのパターンを交互に行った(下記写真参照)。吸玉の取り付け部は肩から腰にかけては経絡に沿って行い、また足裏(湧泉穴)及び首(天柱穴又は風池穴)にも取り付ける。また、その日の症状により手のひら(労宮穴)など多少の変更もある。この方法は、主要な経絡・経穴を押さえながら体全体に吸玉を隙間なく取り付けることにより効率良く血液の循環を改善し、血を取り除いて痛み、痺れの改善、感覚の回復を考えた全身施療である。施療後の反応は全体的に血(おけつ)により赤黒い色素反応で特に左半身が強く出た。本人曰く左半身は吸玉の感覚が全くなかったそうである。
※クリックすると拡大した写真が見られます。
[写真1] [写真2] [写真3] [写真4]
来院から5ヶ月(平成17年5月6日)
 初来院からほぼ毎日のペースで通っていたR・Wさんは、この頃になると大分歩くのがスムーズになっていた。ただ、片足を出してはもう一方の足を揃えるという感じである。また以前は熱い物に触っても感覚のなかった指に感覚が戻ってきだした。指先の動きも徐々に良くなってきた。   また腹部(写真5)の吸玉療法も始めた。これは循環の改善はもちろんだが、精神的に疲れの見えていたR・Wさんをリラックスさせる(精神的疲労の改善)目的、また体重の減少も視野に入れた施療である
[写真5]
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今現在の状態(平成19年1月の時点)
 その後も施療を続け、初診時より2年が経過した現在も施療に通われているが、徐々に施療回数が順調に減り週2回の施療となっている。色も綺麗な色素反応となった(写真6.7)。R・Wさんの状態と言えば、疲れて昼間必ず横になっていたのが現在は全くしなくても平気だそうである。歩き方も普通に一歩一歩片足ずつ体重をかけて歩いている。また好きな庭仕事も出来るようになり、体が不自由だった時荒れ放題だった庭も以前のように綺麗に手入れをしているそうだ。何よりもジャンケンが出来る位指先が自由に動くようになり、更には針仕事が出来るまでに回復した。依然として左半身の感覚は多少弱いが、日常生活においてはほとんど不便を感じないそうである。今後の再発防止、生活習慣病の予防、免疫力維持の為にも、吸玉療法を「日常生活内のひとつ」として続けると言っている。

[写真6] [写真7]
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        [総コレステロール値の推移]
その他の改善
 初診時60sあった体重は今現在55sとなり5sの体重減となった。また平成16年7月17日の血液検査における総コレステロール値(TCHO)は231mg/dl(基準値範囲150〜219)、平成17年3月5日は226mg/dl、平成17年6月5日は223r/dl、最近では平成18年9月6日202mg/dlと順調に基準値範囲内の数値となってきた上記グラフ参照)。その為、高脂血症の薬も現在中止となっている。また、以前高かった血圧も安定している。

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